ワイン

【新世界のリースリング】FRAMINGHAM CLASSIC RIESLING2015

フラミンガム クラシックリースリング2015はどんなワイン?

FRAMINGHAM CLASSIC RIESLING2015

基本データ

品種→リースリング100%

アルコール度数→12.5%

生産地→ニュージーランド マールボロ

生産者→フラミンガム FRAMINGHAM WINES

輸入元→コロニアルトレード

テイスティングコメント

外観は澄んでおり、明るいイエロー。
香りはレモンオイル、ぺトロール、はちみつ、柑橘、レモンピール。香りのボリュームがあり、リースリングの特徴香である柑橘やぺトロールと熟成から来るはちみつやオイリーな香りが半分ずつ占める印象。
味わいは酸は高く、アルコールは中程度からやや低めに感じる。残糖をやや感じるため、オフドライ。
この残糖がテクスチャーをなめらかに感じさせ、とてもバランスよく仕立てている。ふくよかな果実味とレモンオイル、はちみつ、レモンピールが味わいの中心。
とてもよくできたワイン。
いま飲んでも美味しいが、熟成にも耐えうる。

取り扱いショップ

コロニアルトレード オンラインショップ(Amazon)

すずきCellr
※複数本(8000円以上送料無料)購入する場合はこちらのほうが安いです。

https://suzukicellar.stores.jp/items/601632e531862550df507f02 https://fishinthebox.net/2021/04/17/%e3%83%89%e3%83%a1%e3%83%bc%e3%83%8c%e3%83%bb%e3%83%89%e3%83%bb%e3%83%a9%e3%83%bb%e3%83%95%e3%82%a7%e3%83%ab%e3%83%86-%e3%82%b8%e3%83%b4%e3%83%aa2018%e3%82%92%e8%a9%a6%e9%a3%b2%e3%80%90domaine-de-la-f/

【日本ワイン】シャトーシャルマン尾白メルロー2016と釜無カベルネソーヴィニヨン2015を試飲

シャトーシャルマンChateau Charmant 尾白メルロ2016

基本情報

・メルロ100%の日本ワイン
・ミディアムボディ
・720ml
・ノンフィルター
・非加熱
・樽熟成12か月前後(新樽と古樽をブレンド)
・山梨県北杜市白州町白須の自社畑で取れる最高品質のメルロを使用
・価格→¥3520

テイスティング記録

外観は無濾過とは言えクリア。むらさき色が主体で熟成感は見て取れない。
香りは赤い果実と若干の黒スグリ。樽もしくは熟成由来のクローブやナツメグがわずかにある。グリーンな印象はほとんどない。香りのボリュームは中程度。しっかり成熟したぶどうを使っている印象。
酸はやや高く、アルコールは中程度。タンニンも中程度。しっかりした酸がワインを支えている。
余韻は普通。
濃厚さやボディは控えめで小ぶりながらもメルロの果実味がよく出ている。

シャトーシャルマン尾白メルロ2016

シャトーシャルマンChateau Charmant 釜無カベルネソーヴィニヨン2015

基本情報

・カベルネソーヴィニヨン100%の日本ワイン
・ミディアムボディ
・720ml
・ノンフィルター
・非加熱
・樽熟成12か月前後(新樽と古樽をブレンド)
・山梨県北杜市白州町白須の契約農場で収穫したカベルネソーヴィニヨン
・価格→¥3520

テイスティング記録

こちらも外観は無濾過とは言えクリア。むらさき色が主体で熟成感は見て取れない。
香りは黒スグリや杉。樽もしくは熟成由来のクローブやナツメグがわずかにある。グリーンな印象がすこし。
香りのボリュームは中程度。
酸は中程度、アルコールも中程度。タンニンも中程度。ボディもやや弱い。
余韻も普通。
カベルネソーヴィニヨンとしては非常におだやか。
濃厚さやボディは控えめで小ぶりながらもバランスはとれている。

シャトーシャルマン釜無カベルネソーヴィニヨン2015

シャトーシャルマンの訪問視察記はこちら

https://fishinthebox.net/2021/04/09/%e3%82%b7%e3%83%a3%e3%83%88%e3%83%bc%e3%82%b7%e3%83%a3%e3%83%ab%e3%83%9e%e3%83%b3%e8%a8%aa%e5%95%8f%e6%97%a5%e8%a8%982021-04-05/

WSETってなに?ソムリエとの違いも簡単に解説!

ワインの資格といってもさまざま資格があります。私たちがよく目にするのはレストランにいるソムリエが多いと思います。
実はもう一つ、ソムリエに並ぶワインの資格が存在するのはご存じでしょうか。

今回はそのもう一つの資格WSET(Wine&Spirit Education Trust)通称ダブリューエスイーティーと呼ばれる国際的な資格です。

WSETとは?

イギリス・ロンドンに本部を構える世界最大のワイン教育機関です。
始まりは11世紀とかなり古くからワイン商の商業組合として活動してきました。

WSETはLEVEL1からLEVEL4までレベルがあります。LEVEL4はDiplomaと呼ばれ、とにかく難関な資格として知られています。

WSETは国際資格なので英語での受験が基本ですが、LEVEL3までは日本語も選択することが出来ます。

JSAソムリエ資格とどう違うの?

前述したとおり、WSETはワイン商の組合から始まりました。ワインのセールスを啓蒙することに主軸を置いています。
変わってソムリエはワインのサービスマンとしての啓蒙活動をしている日本ソムリエ協会(JSA)とはその点が異なります。

一般的にWSETのLEVEL3の資格でJSAソムリエ資格と同等と呼ばれています。

また、ソムリエ資格は受験料と認定料を納めれば資格を保有できます。講義の受講が必須というわけではありません。しかし、WSETは講習をおよそ半年間受けることが受験資格として規定されています。
(やむを得ない場合は欠席することも可能ではあります)

実務経験は不要ということもあり、受験資格という面でも異なりますね。

さらに細かいワインの表現や捉え方の違いはこちらの記事で解説している内容が参考になります。

→ワインのWSET的捉え方とソムリエ的捉え方(すずきCellrHPにて)

WSETが活躍する場は?

いちばんはインポーター(輸入会社)でしょう。世界最大のワイン教育機関だけあって、各国の生産者もWSETを認知しています。LEVEL3と伝えると『ある程度専的なことを話しても伝わるな』と思ってもらえるので、スムースにワインの情報が聞けます。

その次は小売店です。
ワインを理論的に評価、表現するWSETは小売店との相性がいいように思います。理論的にワインの特徴や産地の特徴と整理できるので、エチケットやワインデータを見たときに味わいの想像がしやすくなります。

まとめ

大きな違いはワインのセールスマンサービスパーソンかの違いです。
私自身も両方保持していますが、違った角度からワインを見るということは非常におもしろいことです。最近では愛好家や一般の方の取得も増えてきていますね。どちらも取得するとワインが一層楽しくなるのでおすすめです。