テイスティング

フルミント ドライ2018 シャトー・パジョス【Chateau Pajzos Furmint Dry2018】試飲

基本情報

生産者

Chateau Pajzosシャトー・パジョス
 ハンガリー・トカイ地方にあるワイナリー。ユネスコ世界遺産に認定されたセラーを持つ。
 ボルドー・ポムロール出身のシャトー・クリネの所有者ジャン=ルイ=ラボルド氏がハンガリー国家より直接取得した。

シャトー情報

トカイアスーエッセンシアではパーカーポイント100点を獲得したことのあるシャトー。
ワインスぺクテイター誌でも99点獲得のシャトーである。

ワイン情

フルミント100%
辛口Dryな白ワインである。
フルミントの特徴としてはやや淡い色合いと高い酸、熟したリンゴの芳香など。
トカイ地方の極甘口ワインの原料として有名。辛口も高品質はワインを作る。

テイスティング記録

外観はやや緑がかったイエロー。熟成感は見て取れない。フレッシュそう。アルコールは12.5%。
香りはややボリュームがありリンゴの芯、かりんのようなフルーツが主体の香り。ハーブやスパイスの感じはなく、非常にシンプル。樽は使っていない様子。
マロラクティック発酵もしていない様子。
味わいはフレッシュ。酸は高いが、丸っこい印象もあり、ボディはミディアム-くらい。
リンゴやかりんの味わいがほとんど。こちらも複雑味はなく、余韻は中程度。
魚介や白身のお肉と相性が良さそう。ほどよくいいワインである。
いまが飲み頃。

白カビチーズと食べるとワインの果実味がより目立つ。
https://fishinthebox.net/2021/04/11/framingham-classic-riesling2015/

ドメーヌ・ド・ラ・フェルテ ジヴリ2018を試飲【Domaine de la ferte Givry 2018 Deta】

基本情報

生産者

Domaine de la ferteドメーヌドラフェルテ
 ニュイサンジョルジュでドメーヌ・ぺルドリなどを運営しているドメーヌ・ドゥヴィラールが運営するドメーヌのひとつ。

畑情報

2.5haの畑を所持。そのうちの1haは12世紀からラ・フェルテ修道院が所有していたプルミエクリュ『ラ・セルヴォワジーヌ』
南東から南向きの斜面で粘土石灰質の土壌。基本的に南東向き1.7haくらいがGivryに使われる。
ピノノワールのみ。平均樹齢は35年。

醸造情

収穫は手摘み。除梗はすべて。発酵は15日から18日ほど。
オーク樽で9か月、新樽比率は15%。マロラクティック発酵は行う。
清澄は行わず軽い濾過の後に瓶詰。

テイスティング記録

外観はクリアで明るめのガーネット。熟成感は見て取れない。アルコールは13%。
香りは赤い果実が中心。赤スグリややや黒スグリのような印象も。香りのボリュームがある。
発散的な軽い香りというよりは重く持続しているイメージ。
味わいは非常にタンニンが細かくなめらか。滋味深い。タンニン量は少ない。
酸味も高いが目立つわけではなく、ボディを支えている。
ミディアム+ほどのボディ。赤い果実と樽やマロラクティック発酵由来のクリーミーな味わいが合わさる。
白カビチーズとの相性が良さそう。余韻も長く、いいワインである。
いま飲んでも美味しいし、もうしばらく熟成に耐えうる。

ワインプロスペリテさんは小規模ながら品質の高いワインを輸入されています。

↓こちらのワインもワインプロスペリテさんが輸入している年間4000本ほどの希少ワインです。

https://suzukiceller.com/2021/03/20/%E5%B8%8C%E5%B0%91%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%B3%EF%BC%81%E3%83%89%E3%83%A1%E3%83%BC%E3%83%8C%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%B4%E3%82%A7%E3%83%A9%E3%80%80%E3%83%86%E3%82%AA%E3%83%89%E3%83%BC%E3%83%AB2015/


【新世界のリースリング】FRAMINGHAM CLASSIC RIESLING2015

フラミンガム クラシックリースリング2015はどんなワイン?

FRAMINGHAM CLASSIC RIESLING2015

基本データ

品種→リースリング100%

アルコール度数→12.5%

生産地→ニュージーランド マールボロ

生産者→フラミンガム FRAMINGHAM WINES

輸入元→コロニアルトレード

テイスティングコメント

外観は澄んでおり、明るいイエロー。
香りはレモンオイル、ぺトロール、はちみつ、柑橘、レモンピール。香りのボリュームがあり、リースリングの特徴香である柑橘やぺトロールと熟成から来るはちみつやオイリーな香りが半分ずつ占める印象。
味わいは酸は高く、アルコールは中程度からやや低めに感じる。残糖をやや感じるため、オフドライ。
この残糖がテクスチャーをなめらかに感じさせ、とてもバランスよく仕立てている。ふくよかな果実味とレモンオイル、はちみつ、レモンピールが味わいの中心。
とてもよくできたワイン。
いま飲んでも美味しいが、熟成にも耐えうる。

取り扱いショップ

コロニアルトレード オンラインショップ(Amazon)

すずきCellr
※複数本(8000円以上送料無料)購入する場合はこちらのほうが安いです。

https://suzukicellar.stores.jp/items/601632e531862550df507f02 https://fishinthebox.net/2021/04/17/%e3%83%89%e3%83%a1%e3%83%bc%e3%83%8c%e3%83%bb%e3%83%89%e3%83%bb%e3%83%a9%e3%83%bb%e3%83%95%e3%82%a7%e3%83%ab%e3%83%86-%e3%82%b8%e3%83%b4%e3%83%aa2018%e3%82%92%e8%a9%a6%e9%a3%b2%e3%80%90domaine-de-la-f/

【日本ワイン】シャトーシャルマン尾白メルロー2016と釜無カベルネソーヴィニヨン2015を試飲

シャトーシャルマンChateau Charmant 尾白メルロ2016

基本情報

・メルロ100%の日本ワイン
・ミディアムボディ
・720ml
・ノンフィルター
・非加熱
・樽熟成12か月前後(新樽と古樽をブレンド)
・山梨県北杜市白州町白須の自社畑で取れる最高品質のメルロを使用
・価格→¥3520

テイスティング記録

外観は無濾過とは言えクリア。むらさき色が主体で熟成感は見て取れない。
香りは赤い果実と若干の黒スグリ。樽もしくは熟成由来のクローブやナツメグがわずかにある。グリーンな印象はほとんどない。香りのボリュームは中程度。しっかり成熟したぶどうを使っている印象。
酸はやや高く、アルコールは中程度。タンニンも中程度。しっかりした酸がワインを支えている。
余韻は普通。
濃厚さやボディは控えめで小ぶりながらもメルロの果実味がよく出ている。

シャトーシャルマン尾白メルロ2016

シャトーシャルマンChateau Charmant 釜無カベルネソーヴィニヨン2015

基本情報

・カベルネソーヴィニヨン100%の日本ワイン
・ミディアムボディ
・720ml
・ノンフィルター
・非加熱
・樽熟成12か月前後(新樽と古樽をブレンド)
・山梨県北杜市白州町白須の契約農場で収穫したカベルネソーヴィニヨン
・価格→¥3520

テイスティング記録

こちらも外観は無濾過とは言えクリア。むらさき色が主体で熟成感は見て取れない。
香りは黒スグリや杉。樽もしくは熟成由来のクローブやナツメグがわずかにある。グリーンな印象がすこし。
香りのボリュームは中程度。
酸は中程度、アルコールも中程度。タンニンも中程度。ボディもやや弱い。
余韻も普通。
カベルネソーヴィニヨンとしては非常におだやか。
濃厚さやボディは控えめで小ぶりながらもバランスはとれている。

シャトーシャルマン釜無カベルネソーヴィニヨン2015

シャトーシャルマンの訪問視察記はこちら

https://fishinthebox.net/2021/04/09/%e3%82%b7%e3%83%a3%e3%83%88%e3%83%bc%e3%82%b7%e3%83%a3%e3%83%ab%e3%83%9e%e3%83%b3%e8%a8%aa%e5%95%8f%e6%97%a5%e8%a8%982021-04-05/