肉専用ワイン【カーニヴォ ジンファンデル】2016を試飲!

カーニヴォ ジンファンデル2016
CARNIVOR ZINFANDEL 2016

【肉専用ワイン】として販売されるほど濃縮感とタンニン量が高いワイン。
カリフォルニアの赤ワインです。カベルネソーヴィニヨンで作ったものとジンファンデルで作ったものの2種類がリリースされています。
どちらもしっかりしたボディのワインを作るぶどう品種!お肉に合うワインとしての期待が高まります。

カーニヴォ ジンファンデル2016

<生産国>
 アメリカ/カリフォルニア州
<生産者>
 E&Jガロ
<ぶどう品種>
 ジンファンデル
<ヴィンテージ>
 2016
<輸入元>
 サントリーワインインターナショナル㈱
肉専用のキャッチコピーでおなじみ

テイスティング記録

外観はクリアで黒みを帯びた紫。粘性は高くアルコールは強そう。黒みがあるのでタンニン量も豊富だと想像。
香りは熟したプルーンやドライいちじく。樽由来のチョコやバニラも十分に感じられる。加熱感や甘い香りが感じられる樽由来や熟成による香りが多い印象。
味わいはなめらかなテクスチャーと甘味を感じるほどの果実味。酸は少ない。ジューシーであるためドライではなく、オフドライ程度に感じる。豊満なワイン。アルコールはやや高め、だが目立たない気がする。
ドライフルーツやプルーンのジャムの印象が強い。ブルーベリーチョコレートのような感じも。
熟度や濃度が非常に高いワイン。ステーキや炭火焼きよりはラグーやデミグラスなどの濃厚肉料理との相性が良さそうだと感じる。
いま飲んでも美味しい。10年くらいの熟成には耐えうると思う。

参考価格

※Amazonより抜粋

カジュアルなワインも気軽に美味しく楽しめる【ピッコロ】ワイングラスがおすすめな理由



ミッシェルグロ オートコートドニュイ フォンテーヌ サンマルタン ブラン2016

ミッシェルグロ オートコートドニュイ フォンテーヌ サンマルタン ブラン2016

基本情報

・フランス ブルゴーニュの白ワイン
・ミディアムボディでドライ
・モノポール(単独所有畑)
・シャルドネ100%
・価格は4000円前後

ジャン・グロの長男ミッシェル・グロが単独で所有する畑のぶどうで作るワイン。
名門グロ家のエレガントな作りを受け継いでいる。

テイスティング記録

外観はクリアでやや黄色味を帯びる。熟成感ではなく、樽由来なのかと想像できる。
香りのボリュームは中程度。スモーキーな香りの後に柑橘やマルメロ、バニラがくる。バランスよく樽由来の風味が効いている印象。(スモーク感も樽由来?)
味わいは酸は高くアルコールは中程度。ややタンニンのような苦味がある。MLFしている。
ボディはミディアム。やや細身な印象ながらも酸がびしっと支えている。果実由来の味わいは柑橘やマルメロ。
しかし中心はMLF由来のクリーミーな味わいと舌触り。
余韻はやや長くいいワインである。
いまが飲み頃だが、もう数年は熟成に耐えうると予想。

いつかはジャン・グロのリシューブル飲みたい…。
カジュアルなワインも気軽に美味しく楽しめる【ピッコロ】ワイングラスがおすすめな理由

カジュアルなワインも気軽に美味しく楽しめる【ピッコロ】ワイングラスがおすすめな理由

ワインを愉しむ時間を彩ってくれるワイングラス。
1脚数万円のものから数百円のものまで幅広くはんばいされていますね。その中でも【お家飲み】におすすめな木村硝子さんのピッコロというグラスを紹介して参ります!

ピッコロ(ワイングラス)の特徴

なんといっても脚の短さです。普通のワイングラスに比べて1/2程の短さ。
この脚の短さがグラスの安定感とかわいらしさを生んでいます。

左2つがピッコロ

なぜピッコログラスがおすすめなの?

デザイン的要素

ご自宅での食卓やカジュアルな食事の場では、テーブルの上(料理も含める)に高さを演出する機会はほとんどありません。そこに背の高いワイングラスが1脚や2脚置いてあってもあまり整合が取れていないのです。
そういった場合では、あまり背の高くないグラス、ピッコロ(低すぎてもあれですが…)がベストマッチ。綺麗にバランスよく食卓を彩ることが出来ます。

機能的要素

機能面では背の高いグラスよりも安定感があります。中央におかずを置いて家族でテーブルを囲む場合など、自身や家族の手がテーブルを行き交いますよね。そういったシチュエーションでも、倒れるリスクの少ないピッコロなら安心して使うことが出来ます。

また、脚が短くほどよい太さのあるピッコロは洗いやすさも抜群。ワイングラスを拭きあげてるときに脚を追ってしまった…などという経験はないでしょうか。ピッコロならその心配はありません。(必ず折れないわけではありません)

ピッコロ(ワイングラス)の価格とバリエーション

ピッコロにはいくつか大きさ(容量)があります。

6oz=180mlのやや細身のスパークリングワインを想定したもの
10oz=300mlの白ワインを想定したもの
15oz=450mlの赤ワインを想定したもの

の3種類です。個人的には10ozがおすすめです。スパークリングワインでも赤ワインでもしっかり香りも取れますし、味わいの捉え方も問題ないです。これ1種類あればなんにでも使うことが出来る万能型グラス。1脚持っていると非常に便利ですよ。

価格はこのような感じです。

グラスの水垢汚れが意外なアイテムで簡単に落ちる!『クエン酸でもラップでも落ちない…』を解決!

グラスの水垢汚れが意外なアイテムで簡単に落ちる!『クエン酸でもラップでも落ちない…』を解決!

水道水でグラスを洗っていると必ずついてしまう水垢。
ワインは液体の色をよく観察するので、水垢が付いているとすごく目立ちますよね。
なんとかこの水垢を落としたい…。いろいろやってみたけどだめだった…。
そんな方はぜひこの内容をご覧いただいてお試しください!

じつは意外なアイテムとは…これ!

アクアリスト御用達のこれ。お世話になってます。

アクアリウム用品のテトラPH/KHマイナス

本来はアクアリウム用品ですが、なんとこれで簡単に水垢が落とせるのです。その様子がこちら↓

こんな水垢が…
こんなにきれいに!

これくらい綺麗になります。
今回綺麗にしたワイングラスは木村硝子さんのグラスです。素材はカリクリスタル。
特に白濁などの変質は見られません。

なぜ水垢が落ちるのか。

おそらく「水垢落とし」で検索されている方がたくさんいらっしゃると思うので、すごく簡単に水垢とそれが落ちる理由について説明したいと思います。

水垢の正体は水道水に含まれるカルシウムやマグネシウムというミネラルです。(地域によってもさまざま)
それらが付着、堆積したものなのです。つまりきっとアルカリ性汚れ。

主な落とし方としては…

①物理的に落とす(メラミンスポンジやラップなどで研磨)
②化学的に落とす(クエン酸)

の二種類です。
こんかいのテトラPH/KHマイナスで落とす方法は②化学的に落とす という手法です。

そしてこのテトラPH/KHマイナスがどういった商品かというと
『水槽内のPH値を簡単に下降させることが出来る淡水用の水質調整剤。同時に炭酸塩硬度も下げます。』
このような添加材です。

注目するべきはPH値を簡単に下降(つまり強酸性の溶液)させ、しかも炭酸塩硬度まで下げるのです。
炭酸塩硬度とはカルシウムイオンやマグネシウムイオンの濃度です。(詳しくはよくわからないが、カルシウムとマグネシウムがポイント)

なので、アルカリ性のカルシウムやマグネシウムが付着した汚れである水垢に効果ばつぐん
そんな感じなのです。グラスの水垢汚れをあきらめていた方ぜひ試してみてください。
ステンレスにも使えそうです。

注意点

もちろん本来の用途とは異なりますので、ご自身の責任の範囲内でご使用ください。
※ステンレス(シンクなど)に使用した場合は作業後、よくゆすぎふき取ってください。

実施した方法

上記の写真を見ていただいてお分かりかと思いますが、簡単に行った方法を記したいと思います。

基本的には漬けるだけです。原液のままつけるのが良いでしょう。
塗布して2分くらい置いておき、その後洗浄して拭きあげただけです。
これだけでかなり落ちています。
数回繰り返すとさらに綺麗になりました。

まとめ

クエン酸でも酢でも落ちない…研磨するのはとても大変…
そんな方へおすすめのなのがこのアクアリウム用品のテトラPH/KHマイナスを使った方法です。
自身の体験談をもとにお話させていただきました。
これでお気に入りのグラスやシンクについた水垢汚れを落としてみてはいかがでしょうか。

大きいサイズのテトラPH/KHマイナスもあります!

https://fishinthebox.net/2021/04/22/%e3%82%ab%e3%82%b8%e3%83%a5%e3%82%a2%e3%83%ab%e3%81%aa%e3%83%af%e3%82%a4%e3%83%b3%e3%82%82%e6%b0%97%e8%bb%bd%e3%81%ab%e7%be%8e%e5%91%b3%e3%81%97%e3%81%8f%e6%a5%bd%e3%81%97%e3%82%81%e3%82%8b%e3%80%90/

ワインは『芸術品』なのか。その答えを示したものがあった…

世界最古の文学作品「ギルガメッシュ叙事詩」にも登場する魅惑の液体…ワイン。
起源は紀元前6000年前以上と言われています。
ギリシャ神話にも登場し、ソクラテスをはじめ世界の哲学者などにも愛されてきました。

そんなワインは8000年以上も人々の生活に密着し、進化を遂げ、あまたの人々に愛好されてきました。
もちろん、こんにちの日本でもスーパーやコンビニなど至るところで見つけることが出来ます。
一言にワインと言っても、300円で購入できるものから数千万円という価格のものまで様々。中には『欲しくても売ってくれない…』というような競売に掛けられないワインもあります。
そう、その年のあの人が作ったそのワインは唯一無二なのです。

得てして、ワインにはこのような『芸術品』としての側面があります。
しかし、ワインはただの飲み物ではないのか。そんな思いを多くの方が抱くと思います。

果たしてワインは飲まなくてもいい『芸術品』なのでしょうか。

その問いに答えたワイン愛好家がいます。
ミッシェル=ジャック・シャスイユです。彼はフランスの片田舎ドゥ・セーブル県のちいさな村ラ・シャペル・バトンに生まれました。彼は1941年生まれですので生い立ちを話すと長くなってしまいます。割愛し、一言で言い表すならば『世界一美しいカーヴを持つ男』なのです。
ワインだけでなく世界の銘酒をコレクションする彼は自書である『幻のワイン100 世界最高級ワインと酒蔵(日本版名)』の中でこう言っています。

「飲めもしないボトルを保存していても仕方がないと言われることもある。(中略)もはや美味しくなくてもそれは大切な宝物にあるのである。」(参照:『幻のワイン100 世界最高級ワインと酒蔵』河出書房新社2013年4月出版)

飲むこと以上に彼は保存することに重きを置いています。そのおかげで世界に数本しかないワインが先の世代までのこるでしょう。芸術品としてのワイン、後世に残すべきワイン、彼の人生としてのワイン、そんな銘酒を100本セレクトした本がこの『幻のワイン100』です。

ワインは飲み物以外のなんでもない。そう思っていた方にはぜひ手に取ってもらいたい一冊です。
これを読み終えるころには『ワインは芸術品である』という思考がすこし理解、身近になるような1冊です。シャスイユさんのワインへの熱い想いに心動かされるはずです。

https://fishinthebox.net/2021/03/19/wset%e3%81%a3%e3%81%a6%e3%81%aa%e3%81%ab%ef%bc%9f%e3%82%bd%e3%83%a0%e3%83%aa%e3%82%a8%e3%81%a8%e3%81%ae%e9%81%95%e3%81%84%e3%82%82%e7%b0%a1%e5%8d%98%e3%81%ab%e8%a7%a3%e8%aa%ac%ef%bc%81/